アンバーダッキーの餌について

この記事は海外のダンゴムシ=アンバーダッキーのごはん(餌)についての記事です。

目次

アンバーダッキーの餌の種類

アンバーダッキーはタイの洞窟周辺に住んでいると言われているネッタイコシビロダンゴムシの一種です。

自然環境でどのような食生活をしているのかは研究資料などがなく、わたくし自身も見たことがないため不明ですが、飼育下では熱帯魚の餌、カメの餌、トカゲの餌、キノコ、煮干し、ニンジンなどなんでも食べるので、強い雑食性であることは間違いないようです。

我が家ではいつでも安定して入手可能で、よく食べ、栄養バランスが優れているキョーリンのカメの餌プレコ用の餌を、主な食事として提供しています。

アンバーダッキーの餌
  • キョーリン「Hikari カメプロス 小スティック」
  • キョーリン「ヒカリクレスト ミニプレコ」

他にも流木の表面に発生した菌類石灰岩などシェルターとなるマテリアルを積極的に食べている姿を確認しているので、シェルターに採用するマテリアルは農薬や化学物質が混ざっていないものを採用することが大切ですね。

また、同居しているトビムシが出したフンや脱皮殻や死骸などを食べていることもあるようです。
トビムシがいるとカビや腐敗の対策になったり環境の安定につながることが多いため、タンクメイトとして採用することをおすすめします。

アンバーダッキーの餌の量

我が家では以下のような基本ルールに基づいて食事の量をきめています。

  • 24時間以内にエサ皿が空になる程度の量
  • 1日おきに与える

非常にアバウトな感覚ですが、現状この基準で失敗を経験していないため間違いではないと確信しています。
また、なんでもよく食べるアンバーダッキーですが、ごはんの与えすぎないようにする為に上記の基準を順守しています。

アンバーダッキーは顎と脚を器用に使ってごはんを自分のお気に入りの場所まで運んで食事を楽しむ傾向が強いです。ごはんを入れた容器が短時間で空になっているときは、隠れ家にごはんをごっそり持ち込んでいることがよくあります。

そうしたジメジメした場所で食べ残したりすると、あっという間にカビが発生して床材やシェルター内に菌糸が蔓延ります。
また匂いにつられてハエが沸いたり、そのハエにつられて肉食性のダニが浸入したりします。

飼育頭数にもよりますが、ごはんをあげた2日後くらいに1度は食べ残しチェックをして古いごはんは取り除くようにしましょう。

落ち葉を餌として与えるときの注意点

落ち葉、つまり落葉の主な構成要素はセルロースやヘミセルロースやリグニンなどですが、これらを分解するためには微生物の助けが必須となるうえ、得られるエネルギーは僅かなため餌としては不向きといえるでしょう。

それしか食べる物がないなら仕方なく食べるでしょうが、アンバーダッキーの主要な食糧源として採用する場合は栄養失調にならないように注意したいところです。

我が家では落ち葉を湿度をコントロールするためのマテリアルとして飼育ケース内に配置しています。
餌としての役割は考慮していませんが、落ち葉を食べているのを確認できた場合は食料が不足してるか、腐生菌が沢山発生している可能性が高いため、環境維持のバロメーター的な役割としては優秀かもしれません。

また、拾ってきた落ち葉を与える際は別な注意が必要です。

というのも道端に落ちている落ち葉や、植え込みの落ち葉などは農薬や化学物質に汚染されている可能性があるからです。さらに、ダニやムカデといったダンゴムシや人間にとって有害な害虫の混入の可能性もあるため、拾う場所や拾った後の処理には気を使いたいですね。

また、葉の種類にも気をつけなければいけません。キョウチクトウなど身近な猛毒の植物の落ち葉を与えてしまった場合どのような影響がでるか予想がつかないからです。

現状、アンバーダッキーに与えても絶対安心という種類の樹木・草花は定かではありません。それゆえ、それらの落ち葉を食べることでアンバーダッキーにどういった影響があるかも不明です。

リスクを完全に避けるなら、拾った落ち葉は与えないという選択肢が最善といえるでしょう。

まとめ

なんでもよく食べてくれるので、ついつい色々あたえてしまいがちですが、飼育環境への影響や、摂餌することによる影響は常に意識した方が良いでしょう。

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